ボトルの向こうに見えるもの
創業以来ずっと、100%ブルーアガベのプレミアムテキーラ。
Episode 1
Chinaco 創業以来ずっと、100%ブルーアガベのプレミアムテキーラ。
一貫して100%ブルー・アガベ・テキーラ
創業以来、一貫して100%ブルーアガベのプレミアム・テキーラ。「Chinaco」を作り続けてきたGonazlena蒸留所は、プレミアム・テキーラのパイオニアです。
Chinacoの100%ブルーアガベ・テキーラに注目した米国のプロモーターが、「プレミアム」という冠語をつけ販売したのが始まりでした。以後、厳しい審美眼をもつ欧米の愛飲家たちをうならせてきたのです。
実は作り手であるGonzalena蒸留所としては、1972年蒸留開始時(※1)から、100%ブルーアガベのテキーラを当然のように作り続けています。本来、テキーラはそうであるべきと考えるから。
タマウリパス産ブルーアガベとメキシコ湾岸の風土により醸成された豊かな風味。100%プレミアム・テキーラChinacoです。
※1:NOM1127で認証されChinacoブランドとして創業は1977年ですが製造開始は1972年。
プレミアム・テキーラのパイオニア
1983年に米国人ロバート・デントンとマリリン・スミスが、Chinacoを米国で売り込みます。当時ほとんどなかった、100%ブルーアガベを常時生産していることに感銘を受け、Chinacoに「プレミアム・テキーラ」という名称を付したのが始まりでした。
1993年にプレミアム・テキーラの規則が発効する以前は、トウモロコシ蒸留液などを混ぜたミクストテキーラが主役でした。他蒸留液の混合で‟hangover-inducing”(二日酔いの元凶)とも言われ、あまりポジティブなイメージがなかったテキーラ。
Chinacoは、その深い甘さに加え、二日酔いがない上品なファイン・テキーラとして人気を獲得します。高額ながらも高い評価を受け、プレミアムとして広く愛飲家に支持されます。従来のイメージを一変させ、先駆けてプレミアム市場を確立します。
米国ではプレミアム・テキーラ人気が定着
現在ではプレミアム・テキーラはテキーラを愛する者のステータス・シンボルにもなっており、米国のセレブやハリウッドスター達の間で依然として人気です。中には、ジョージ・クルーニーをはじめ、自分で蒸留所のオーナーとなる人が現れるほど。もはやそこには、飲ませる / 罰ゲームなどの“痛いお酒”のイメージはありません。
主産地ハリスコ州でも多くのプレミア・テキーラが生産・販売され、プレミアム市場もミクストテキーラと肩を並べるほどまでに成長。ミクスト・テキーラ、プレミアム・テキーラ、メスカルの3市場がいい感じで並んできています。 しかし残念なことに、日本のテキーラ市場でプレミアム・テキーラは10%ほどのとても低いシェアにとどまっています。
日本の皆さんにも、世界中の愛飲家が熱いまなざしを向ける,プレミアム・テキーラをぜひとも味わって頂きたいと願っております。
このコラムで紹介した商品はこちら。
[Mas Alla de la botellas]~ボトルの向こうに見えるもの~
他のエピソードもどうぞ。テキーラの世界を味わって頂くために、テキーラを取り巻く様々なエピソードをお届けします。
- 2022.03.08
- 13:04
- コメント(1)
- ボトルの向こうに見えるもの
こんばんは